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明日から月末までお休みします。理由は前に書いた通りです。
二月からは普通に営業致します。お問い合わせ等で御用の方はメールを頂けると助かります。アドレスはこのホームページの shop data のところに書いてあります。急用の場合は 070-51490049 にご連絡下さい。出られない場合は折り返し掛けさせて頂きます。後、今月末の31日に石引パブリックさんで読書会の進行役をやります、扱う本は西東三鬼の「神戸・続神戸」です、詳しくは石引パブリックさんのホームページをご覧下さい。読書会なんて初めてやるので多分人気ないと思いますが、良かったらご参加下さい。無料ですが要予約です。
と言うことで今月は「書く、読む」中心の四週間で、最後に読書会があると言う自分にとってもちょっと変わった月です。書く作業に集中することで自分の精神状態にどのような変化が起きるのかそれが楽しみです。書いたものは今年の内に本と言う形あるものにして出す予定です。
それから、今月いっぱいでこのホームページのプロバイダーがなくなるのですね、それで今月中に別のホームページを作りそこに引っ越します。多分、今のアドレスとリンク出来ると思うのですが、そのことは近日中にお知らせ致します。新しいホームページでは今までの文は読めません。読めたほうがいいかなとも思いましたが、一応データ保存はしますけど、また新しい気持ちで一からスタートするつもりです。
なんか、色々と変えていきたい気分なんです。長くやってると「今まで」のことに寄り掛かってしまうでしょ、惰性と言うか、そんな感じになるのが嫌なんです。皆さんからは見えないところで少しずつ変えていくつもりです。でもそれが少しずつ透けて見えて来るんじゃないか、と思います。
では皆さん、お元気で。ホームページはたまに更新しますので休み期間中も。
写真はロンドンの工事現場です。工事現場の手前の壁の仕切りを歩く人影の動きに魅かれて撮りました。
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今年は12/30まで営業して、1/2〜1/5は営業します。1/6(月)〜1/31(土)は休みます。一月の大半を休ませて頂くのは、以前から書いている物語、小説のようなものを書き上げるためです。大部分は書いてあるのですが、全体を書き直したりするのでかなりの時間と体力を要します。それに集中するのに休ませて頂きます。書き上げたものは来年中に本にして出す予定です。それが一番の理由ですが、これからこの仕事を続けていくために、もっと考えたいという気持ちもあるので、自分の仕事を見詰め直すというか、まあ熟考する時間を持ちたいと思います。イギリスでの仕入れの仕方、日本の地方都市でアンティークのお店を営んでいくこと、これから自分は何をしたいのか、アンティークの仕事と「書く」ことのバランス、そんな諸々のことを考えたいと思っています。
自分のしたいことを続けるのは大変な時代ですね、きっとそのように感じている方は多いと思います。僕の仕事でも今の若い人はお店は持たずに、イヴェントだけに出て売ったり、インスタなどを上手に使って宣伝して、ネット上で売ったりもして中々器用にやってるようです。まあ時代の流れと言えばそれまでですが、僕は矢張り、見て触って貰い、話をしながら、ああだこうだ、と言いながら売るのがきっと好きなんです。無駄ですよ無駄、無駄が好きなんです。そのうち骨董もバーコードでスキャンして自動レジで買う時代が来るのでしょうか。無人骨董屋。ちょっとシュールですね。スキャンすると画面に、18世紀デザートスプーン1点、なんて出てくる訳です。
骨董屋が無駄を好まずに効率良く売ることだけを考え出したら、それはちょっと悲しいですね。僕の友人のアンティーク・ショップに来たお客さんが、アンティーク屋さんで値札に消費税って書いてあったら嫌ですよね、だって夢を売る商売でしょ、と言われたそうです。それと少し似てますかね。僕のような商売は本来世の中から少しだけズレた処に居ないといけないんですよきっと。英語で言う、 eccentric(エキセントリック)、中心から少し逸れてるのが本当なんです。でも、そうでありつつ、店を維持していく、つまり潰れないようにするのが大変なんです。
写真は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館のフォトグラフィー・ルームです。
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写真はケンブリッジのフィッツ・ウィリアム美術館のエントランスからの眺めです。
今回の買い付けは学ぶことの多いものでした。学んだことの一つは英語で言うとこんな感じです。
Save some luck for tomorrow,
買い付けなどをやっているときでも、その日の運(luck)を使い切ってしまわずに、ある程度のところでセーブして止めて、次の日の為にその運を取って置く。
そんなことを教えて貰いました。自分にとっては大切なことですね。

もうこれが滞在中の最後の記事となると思います。今週日曜のお昼過ぎから開けます。年末は30日迄やります。 Welcome to VerMeer!
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今回の仕入れも四週目に入ろうとしています。上手くいかないこともあれば、まあ何とか今まで通りにやれたこともありますが、今回は学ぶことが多かったです。上手くいかないときに無理に今まで通りのやり方で押し通そうとせずに、少し退いてみて考えたんです、そのとき思ったんですね、もう限界かなこのやり方は、って。今まで良いと信じていた仕入れの仕方動き方を来年からは徐々に変えていこうと思います。
もっと勇気を持って自分独自の動き方をしないと未来は無い。その為には捨てるべきは思い切って捨てる。勿論それが出来るのは今迄の蓄積、積み上げたものがあるからなんですけどね。思い切って変えていこうと思います。
ポエジーのあるものを集めていく。その大切なことを忘れかけていたように思います。売れるもの、良いもの、珍しいものを仕入れる。そんな気持ちに引き摺られ過ぎていたように思います。
反省ですね、反省です。
来年からは変えていきたいと思います。
写真はエジンバラで左の写真の遊具に乗ったとき撮ったものです。風が強く、然も安全ベルトも無く身体を支えるのは膝上に横に置かれた鉄のバーだけで、振り落とされて死ぬんじゃないかと思うくらい怖かったです。本当に気を抜いたらバーの下の隙間から身体がすり抜けてパーンと飛んでいきそうでした。とてもワイルドでした。こんなところもこっちは結構適当ですね。乗る前に何の説明も無いんです、男の人が来てほぼ無言でバーをガッチャンと下ろしてハイ始まり。然もこの巨大な塔にぶつかるんじゃないかと思うくらいスレスレに遊具を設置してあるんです。心憎いというかやり過ぎ。あまりの怖さに僕は目を開けられませんでした。最初の一周で、きゃーもう十分オロシテー、ですよ。まあいい思い出、ですかね、ちゃんと生きて帰って来れたので。
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昨日は、夕方から街に出掛けて、ピカデリーの本屋、Waterstones に行きました。何時も行くお気に入りの本屋さんですが、今回は未だ行ってなかったんです。夜の十時まで開いているのですが、八時頃に行き、これもまたお気に入りの、写真の本を置いてあるコーナーで二時間程過ごしました。ここの本屋の空間はシックで、本屋と言うより、ギャラリーに居るかのような落ち着いた感じなのです、平日のこの時間帯は人が殆ど居なくて、一人床に座り込み、思索するかのように落ち着いて写真集をゆっくり手に取り見ていく時間が持て、多分今回の滞在で一番楽しい時間が持てました。無音の広い空間で自分一人だけがカーペット敷きの床に座り込み本と対話する、とても贅沢です。選んだ写真集の一つは、サラ・ムーン(Sarah Moon) と言う名の女性の写真家で、初めて知りました。ここの写真の書架には今迄にも色んな写真家を教えて貰った、今回もこうして又新しい写真家を教えて貰う、自分の中でここに居た時間は堆積して層を成しているかのようでもあるんです。自分の写真を見る眼は間違いなくこの書架が育ててくれたのです。ここと、ヴィクトリア&アルバート美術館のフォトグラフィー・ルーム、この二つの空間に写真の深さ、奥深さを教えて貰っていると思います。
十時になる頃、ガードマンにメインドアを開けて貰い外に出ると、ドアの直ぐ外の両側に、ここに来るときに見かけたホームレスのカップル(未だ二十代くらい)がスーツケースや段ボールごと移動して、人の邪魔にならないように座ってました。後数分すればそのメインドアは恐らくロックされるので、そこに段ボール広げて二人で眠るのでしょう。ガードマンとホームレス二人の間には丸で合意でもあるかのように、ドアを挟んで両者当たり前の風で居たのがとてもとても印象的と言うか、まあその瞬間様々なことが頭をよぎります、複雑な気持ちですが、未だ色褪せないで残っているロンドンの奥深さをこの光景に感じたのも事実です。