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前にも少し書きましたが、12月1日(土)にフェルメールで午後8時からトークをします。本について話します。必ずお電話にてご予約下さい (tel 070-5149-0049)。始めての方も歓迎ですが、席に限りがあります。後二三名は大丈夫です。裏部屋なので狭いです。終わるのは多分9時半頃か十時前です。その後希望者だけで呑みに行く予定です(これは私のトークの恒例です)。
当日話そうと思っている作家が約20名くらいいるのですが、まだ誰になるかは未定です。当日取り上げる作家、詩人、批評家をもし全部ご存知の方が居たら相当の読書家かもしれません。トークのタイトルは、英語で ”Why do we read books?” としましたが、「何故本を読まずにはいられないのか」、ということだけでなく、本のデザイン、英語の原書と翻訳書のデザイン等の比較、写真集の魅力、知的刺激、立体的読書、ユーモア、反権力、ポエジー、などなどそんなことをテーマにして色々と話せたらと思っています。テキストコピーを使って話していきます。
まあざっとそんな感じです。宜しかったらご参加下さい。
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今年も『アンティーク&ブロカント 目白』に出店します。
12/8(土)、12/9(日)の二日間、目白の「gellery FUURO」さんで開催します。今回は私は二階にいますのでご面倒ですが二階までお越し下さい。グラス、陶磁器、シルバー、古代物、アクセサリー、箱、絵画、小物等を持って行く予定です。また久しぶりに皆さんにお会い出来るのを楽しみにしております。前回は秋葉原のホテルから目白まで通ったら出店されていた同業の皆さんに、何でわざわざアキハバラなの、と笑われたので今回は別の駅でホテルを取りました。今回もこの二日間を楽しみたいと思います。どうぞ皆さまお時間ありましたらお越し下さいませ!
最近一週間が経つのが速いです、あっという間に同じ曜日がやって来る。何故でしょうか、まるで地球の自転が高速スピンでもしているかのように速いのです。そしてあっという間に年末が近づいています。今年中に終えたいと思っていたことはまだその幾らも実現しておらず、時間だけが過ぎて行こうとしています。本なんかも次々と新しいのを買うばかりの割りには読了する本の数は微々たるもので、もっと精力的に読書したいのですが中々根気が続きません。それでも昔に較べればあれもこれも読みたい、という気持ちは殆どないです。出来るだけテーマと質を絞り込んで、深い読書体験をしたいという気持ちが強いです。絵でも音楽でも美術品でも、良いものを少なく、という方針です。昔は展覧会に行っても浴びるようにたくさんの物を貪欲に見ていましたが体力のせいなのか今はもう展覧会でもサラッとしたものです。展覧会に行っても今は心に留まるものが一つでもあればそれで満足です。それを何度も観て帰って来ます。クラシックのコンサートでもコンチェルトが目的で行けば後半の交響曲を聴かずに帰ったりもします。何と言いましょうか、余計なものは目にや耳には入れたくないとでも言ったらいいのか、好きなものだけを体に取り入れたい、そんな感じですかね。
でもアンティークを仕事のためにイギリスで探すときはちょっと違っていて死ぬほど見ますね。やはり仕事ですから、とにかく沢山見て回ります。でもこの点に関しても前の話しと少し共通するところがありまして、アンティークの市などであるものを見つけて、あぁ売れるなー、と思う物でも最近は買わない物、仕入れない物がちょくちょくあります。お店で売れそうな物でも自分の中でシラケている物、心が動かない物は仕入れません。面倒臭いんです、語弊のある言い方かも知れませんが。売れるという理由だけでは買う気になれないんです。心が動かないと、何といいますか手がその物のほうに伸びないんです。まあプロとしては失格ですが、何か物憂く感じられ手が伸びていかないんですね。売れる物だけを買う仕入れって詰まんないですよね。売れる物でも買いたくないときは買わないし、売れない物でも買いたければ買う。これが理想ですね。


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日本に帰りました。四週間の旅、疲れたといえば疲れました。筋肉痛と時差ボケが重なる独特の疲労感です、疲労が大体抜けるのに一週間掛かります。
さて、帰国前日の出来事。何時ものようにロンドンのQueenswayにあるWaitroseに紅茶などを買いに出掛けました。ここのWaitrose(ウェイトローズ)の入り口には何時もBig Issue(ホームレスの人が販売する雑誌)を売る人が立っています。去年の12月の頭に立ち寄ったときは中年の男性が立っていて、Big Issueを買うと、彼が「あなたにクリスマスプレゼントがあります」と言いながら携帯用ティッシュを手渡されました。イギリスでは携帯用ティッシュは買うと高いので、申し訳ないな、と思った記憶があります。そして今回は若い黒人の女性がいました。買い物の帰りに寄ったのですが手持ちの小銭が全くなく、持っていたのは20ポンド札だけ。一冊買い求め、彼女に20ポンド札しかないことを謝りながら告げると、彼女は財布を開いてお釣りの17ポンド50ペンスを揃えようとするのですが、掌にあるのは16ポンド50ペンスのように見えて、二人して彼女の手の中を覗き込んでいたそのときです。通りがかりの60くらいの白人のおじさんがたまたまいつもそうしているかのような仕草で、彼女のほうに手を伸ばして1ポンド恵んでくれたのです。彼は本当に通過しただけですから、お釣りが1ポンド足りないことなど知るわけもありません。 が、この1ポンドコインを彼女のほうは彼の出現をまるで待っていたかのように何気なく受け取ると、僕に渡すお釣りが偶然にも出来た訳です。一瞬の出来事でした。
もう僕はこの偶然にびっくり、上から神様が僕たちを見てらっしゃるのかしら、と思えるくらいの偶然の出来事。またはまるで映画のワンシーンを人たちが演じているような上手く出来過ぎの光景。
とにかくびっくりでした。
その1ポンドおじさん、なかなか素敵な顔してました。
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いつも写真は仕入れで歩いている時ふと目にとまったものを撮っています。両手に重い荷物を持っているときもあり、荷物を下に置いてカバンからカメラをサッと取り出し撮ります。目にとまるのは何故か空が多いんです。真ん中の写真はロンドンのKing's Cross駅から出て来たときに見上げると飛行機雲が空高く延びていてそれを撮ったもの。右は夜のポートベローの通りを重い荷物を両手に持ちトボトボ歩いていたときに目にしたきれいな夕焼け。イギリスの空ってきれいなのでしょうか。それとも自分の気持ちのせいでそう見えるのかしら。
こちらに来て四週目に入ります。この記事を何度かお読みの方は、この人は毎日何を食べているのだろう、とお思いになられるかもしれません。私の食事は至ってシンプル。
朝はフレンチプレスのコーヒーにレーズン入りのデーニッシュ。昼は遠出のときは、朝サンドを作って持っていきます。部屋の冷蔵庫にWaitrose(高級スーパー)で買ったライ麦パンのとても堅いやつ、チーズ、ハム、オリーブを蓄えてあるので、それを挟んでラップしたら出来上がり。これがね、美味しいんですよ。ハムやチーズはなるべくいいやつを買います。田舎に買い付けに行ったときなどは歩きながら食べたりします、Thermosの水筒にフレンチプレスのコーヒーを入れてあるのでもうこれだけで何も要りません。夜は最近はNotting HillにあるThe Fish HouseというFish&Chips(フィッシュ・アンド・チップス)の店に行って店のカウンターで揚げたての魚とポテトに塩とモルト・ビネガー(酢)をガンガンかけて食べます。カウンターに椅子が置いてあり、両手を脂でギトギトにして食べながらテイクアウトの注文に来ている人の人間観察で楽しみます。仕事帰りの東欧出身の女の子、恐らく今のイギリス人がやらなくなったような掃除とかの仕事をしているのかもしれません。爽やかな笑顔で店主のおじさんと会話してます。ロシア系の家族連れ、お父さんとお母さんに小さい女の子とお兄さんお姉さん。ロンドンに旅行に来ている感じです。3歳くらいの女の子の胸には小さなハートの刺繍が付いていて、こっちの顔を、アレ、コンナカオミタコトナイナ、という表情で隣の椅子から見てるんです。びっくりしてるんですね、その顔がとっても可愛くて。綺麗なお母さんが財布からお金を出し長女に渡すと、長女は学校で習った英語の腕試しでもする感じで丁寧な英語で注文してます(実際かなり上手な英語だった)。今回の旅で最初にこの店に入って注文して出来上がるのを待っていたときでしたか、僕より先に来ていた(恐らく)イタリア人の若いカップルの女性が注文した物を受け取って出て行くときに近くにいた僕の顔を見て、何故だか大きなスマイルで微笑んだんです。あなたも美味しいフィッシュ・アンド・チップスを楽しんでね、という意味だったのか何だったのかさっぱり不明でしたが、そのときの、そのときの瞳の美しかったこと。本当に瞳が輝いてました。
夜にここに来る人にリッチな人はいません。安くて美味しい物を買いに来るわけですから、中にはお金がなさそうにチップスだけを買って行く人もいます。でもここのカウンターから色んな人の顔を見ていると、心洗われると言うと言い過ぎかもしれませんが、その綺麗な笑顔に心洗われる、いややはり洗われるんですよ。
食べ物の話題が笑顔の話になってしまいました。
今日の昼ご飯は唐揚げ弁当でした。これについては次回。
ではお元気で。
Thank you for reading my boring talk!
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こんにちは、今日はイングランド中部、Derbyの近くの友人の家にお邪魔してます。
昨夜はみんなで映画「パディントン・ベアー2」をDVDで観ました。ヒュー・グラントが中々良い味出してました。彼にしか出来ない演技でやはり彼はスターですね。僕は彼の自虐的ユーモアのセンス(とてもイギリス的です)、話し方とアクセント(彼はオックス・ブリッジですね)が大好きです。前の日が仕入れで三時起きだったので、映画の後ははぐっすり眠りました。
さて左の写真はコヴェントガーデンで撮ったもの、人が左手だけで体を支えスコップの上で宙に浮いています。お金を投げ入れると何と彼は左手だけで体を水平にしてお辞儀をします。中々みんなの注目を浴び、儲かってもいるようです。ここには写っていませんが、彼の右のほうには全身金色の男性が片足だけを曲げて椅子なしで座る姿勢で静止していて、この人のほうが先にここでパフォーマンスをやっていて前は注目を浴びていましたが、この写真のシルバーの男性の出現で、どうも地味に見えてしまうようで陰に追いやられ誰もお金を投げ入れていません。周りを歩く観光客に素通りされるばかりです。厳しい世の中ですね。ほんのちょっとしたことなのに。
真ん中の写真はポートベローのフード・マーケットです。
最近はイギリスでも二三年前に流行っていたものが、サッと消えていたり、いいなと思ってたところに久し振りに行くと、雰囲気ががらっと変わり暗い感じで荒れていたり。変わらないもの、変わらない場所、あぁいつ行ってもいいなぁ、と思える場所がほんとに少ないですね。何もかもが刹那的で不安定。どこか素敵な場所を見つけても、次来た時も変わらないでいてね、と心の中で知らずのうちに祈っている自分がいます。日本でも同じ気持ちに良くなりますね。
スピードと利便性と効率を求めてやまない代償がこんな形で出て来ているんですよね。
すごく残念ですね。
「パディントン・ベアー 」は日本に帰ってもう一度観ようと思います。バカげていてクダラナイと思いつつも、つい笑ってしまう、ミュージカル調でやはり大きい画面で観たいです。
では。