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先週の月曜日にイギリスに着いてから約二週間殆ど毎日仕入れで働いていました。移動も激しく、飛行機や電車の時間の都合で朝の三時、四時に起きることもあり、連日沢山の荷物やスーツケースを持っての移動も多く、流石に身体が疲れてきたようです。それと、毎日多量のアンティークを見続けるとちょっと食傷気味になりますね、それで明日は午前中だけ仕事をして午後はカフェでも行ってのんびりと過ごすつもりです。
今週はエジンバラにも行き、その途中ヨーク(York)にも寄りました。ヨークの街で朝撮った写真が左と真ん中で、右はスコットランドとイングランドのボーダーにある街、ベリーク・アプオーン・ツィードです。ロンドンからエジンバラに向かって北海を眺めながら進んで行くと、イングランド側の最後の街がここなのです。何時もながらとても綺麗な眺めです。エジンバラとアムステルダム、この二つは僕の大好きな街ですが、今回は久し振りに両方を訪れることが出来てとても充実した気分です。この二つの街とは相性が良く、それぞれに最初に訪れた時に知り合った友人が居て、有難いことにお食事に招かれたり泊めて頂いたりで、嬉しい限りです。時々しか会いませんが再会すると色んな話に花が咲きあっという間に時間が過ぎます。お食事がとても美味しく、優しい手料理で疲れた身体が本当に癒されるのです。大好きな街で友人宅に招かれて愉しく話しながら美味しい料理をお腹一杯頂く。どちらもとても素敵な古い家で、アムスは17世紀、それこそフェルメールの時代の運河沿いの家、エジンバラは19世紀初頭のジョージアン風の家。アムスの友人は僕のパイプの師匠でもありますが、もう二十年の付き合いになります。
こっちに来るとカフェや駅やレストランで、笑っては話に熱中している人をたくさん見かけます。もちろんこんな時代ですから、タブレット弄っている人も沢山いますよ。でも、観察するに楽しそうに話に興じている人は日本より断然多いと感じます。僕自身も日本より笑うことが多いです。まあ、イギリスでは周りが良く冗談を言うのでそれにつられてこちらもそうなるのでしょうが、、。話して笑う。これって最高の心の薬だと思うのですが。ちなみに僕の住む金沢は、みんな冗談言いませんね。ユーモアに関しては寂しい街です。だから僕はこうやって年に二回こちらに来ているのでしょうか、冗談言いに。
そう言えば先日イギリスのある駅で、ホームでロンドンに戻る電車を待っている時に、電車がどちらから来るのか知りたくて(イギリスでは電車の前方車両が一等、後方が二等に分かれているのでホームで電車を待つ時に進行方向を知る必要があるのです)、若い男の駅員さんに、電車どちらの方向から来ますか、と訊ねると、彼は向こうの方を指差し、あっちから来るよ、と教えてくれたのですが、その数秒後、なんと電車は反対方向から来るではありませんか。彼はその電車を僕に指差して見せて、一言、見ろよ、とだけ言うと、恥ずかしさの余り、彼は右手で自分の目を覆い隠し、その仕草に大笑いしました。駅員さんがホームで電車の進行方向を間違えるなんて日本ではないでしょうね。間違えた若い駅員さん、恥ずかしそうに目を手で覆い隠し下を向いたその仕草がとてもチャーミングでした。それに日本みたいに、お客様間違えて申し訳ありません、という感じにならないのも好きです。あれはただの自己防衛で何処か嘘臭いじゃないですか。それと、逆らえない者に辛くあたってストレス発散をする寂しい人を見るのも嫌ですしね。ここイギリスではそういう乗客はいないことはないですが、はるかに少ないです。何時からそうなったのかは知りませんが、僕はあの日本の「お客様の言うことは基本的に正しい」のでそれには逆らいません、という接客は好きじゃないです。だって、だって、あれは働く側の凄いストレスですよ。そしてその人が今度お客の側になると、お客様を演じる。不健全な循環だと思います。何故か今回は駅の話題が多いですね。では、see you。