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今回の仕入れも全部で四週間の長さで、その間に色んな所に行きます。初めての街を訪れてみたり、今まで知らなかった新しいアンティークの市に行ってみたり、またそこでささやかな出会いがあったりで本当に色んな人に会います。そこで小さく開いた穴が少しずつ大きくなっていく如く、そこから付き合いが始まり仲良くなっていく人もいます。自分も性格に癖があるほうでしょうが、アンティーク・ディーラーと言うのは大体皆んな多かれ少なかれ一癖あって変わった人が多いものです。その一癖二癖ある者同士が付き合っていく訳ですから、中々難しくもあり、相性の良し悪しも重要なのです。気性の激しい人も多いですし、まあどちらかと言うと「普通の人」になれなかったとでも言うのか、普通の社会から(若干)あぶれてしまった感じの人がポツポツいるのです(注・今はイギリス人のアンティーク・ディーラーに限って話しています)。社会の中心では無く周縁部にいる人たちですねどちらかと言うと。アンティークって、それを作った人も使っていた人も遠い過去に死んでいますし、それを所有していた人が死ぬとまた新たにそれが市場に出て来ると言う、何処までも「死」の影が付き纏うのです。アンティークの物自体は美しいのですが、それらが動く時には人の死が関係していることが割とある。
ある意味過去を背負った物を扱う仕事ですから、扱う人たちもその物が背負っている「過去」に染まっていくのでしょうか。変な仕事だと思います。だから変な人が多いんですかねアンティーク・ディーラーには。
そろそろ仕入れの旅も後半に入って来ますね、疲れを溜めないようにして楽しみながら淡々とかつ慎重に行きたいと思います。