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私共でやっている冊子「そらあるき」関係の用事で、能登半島に行って来ました。夜は能登半島の閨(ねや)という所にある宿に泊まり、痛風に良いと言われている温泉に入りました。翌朝、宿を出て道を少し行くと小さな杜があり、その暗い中に木造の簡素な建物があり、それが手招きするように感じて、車を近くに停めて、建物へと続く石段を登ると、石畳の両脇に小さな石塔が幾つも並んでいます。室町初期のものらしく、雨に濡れて木々の隙間から漏れる朝日を受けて怪しく光っています。実はこの閨観音石塔群には、「そらあるき」の記事を書くために五年ほど前に来ていたのです。杜の中に入って改めて思い出したと言うわけで、前回のときは、石塔の幾つかはバラバラに倒れて散乱していましたが、今回はその後整えられたようで、高さ数十センチの石塔が参道の両脇にきれいに並んでいました。でもやはり杜の中には色んなものたちが「棲んでいる」という感じが体に伝わって来て、昼間でも恐いです。このような訪れる人も殆どいなくなったようなお寺や神社、又は道端の顧みられないような場所にひっそりとある地蔵様を偶然見つけてお参りするのが昔からとても好きで、理由は分かりませんが、ただ好きなのです。ある場所に「呼ばれているな」と思うようなこともありますが、そんなことも余り考えないようにしています。ただたまたま見つけて、お参りする。それだけです。
でも、このお寺のように中世からの時間が連綿と続く静かな場所は惹かれるけど恐い、でもつい足を踏み入られずにはいられない。そんな場所です。