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昨日用事でQueensway からOxford Circus に行く途中、地下鉄の駅で何気なく撮った写真です。150年以上の歴史を持つロンドンの地下鉄、やはり駅や通路の佇まい、雰囲気に永い時間の積み重ねの中で生まれてくる洗練さを感じます。余り人の写っていない時を選んで撮りました。何処か無機質な感じを撮りたかったので人を入れないように撮りましたが、右の写真の通路左側に女の子が写っています。日本人と思しき女性が通路に立ったままその場に俯いてメールをずっと打っていました。そう言えば東京の地下鉄では殆どの人が携帯電話を触っていますが、ロンドンの地下鉄はそうですね、二割くらいかな。朝なんかはMetroという無料配布の新聞を広げて読んでいる人も多いです。こちらの新聞は日本よりも随分と小さく込み合った場所でも読みやすいです。日本の新聞、中々小さくならず未だ全紙が同じサイズですね。イギリスの新聞は各紙まちまちですね、この辺りの新聞のサイズにも日本独特の事情による不自由さがある様に感じます。この日本社会の不自由さ硬さと、ほぼ皆が車内で携帯片手に俯いている歪さは何処かで関係していると思います。なんでもイギリスのほうが良いとは思いませんが、日本の様に狭い範疇での一律一様の社会ではないですね。早く目を覚まして大人になれ、日本!
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仕入れも終わりに近づき、今日は夕方ピカデリーに出向いてWATERSTONES(本屋)に行った。今回はこれで3回目で、時間を見つけてはよく行っているほうだ。イギリスの本は日本の本よりも美しい、言うまでもないことだが、美しい本が綺麗にディスプレーされている空間で我を忘れるように本の中に没入するのは至福の時。今日も英会話の教材で面白いものを見つけた後、写真集が並んでいる階に上がり、未だ知らない写真家で面白いものはないかと思い写真集を一つひとつ棚から引き出しては広げて見ていく。フランス人の写真家がアルメニア人を撮った写真集に息を呑むほど素晴らしいものがあり、とても欲しくなるが、買い付けで借金だらけの今の身には一万円の値段は大きい。二、三度諦めきれずに棚から出したり戻したりの後、タイトルと写真家の名前をメモして出直すことにした。それにしても写真集が凄すぎて、一万円をケチる自分が情けない。
本屋の外に出て少し歩き撮った写真がこの三枚。初めてロンドンに来たのが26年前の27才の時。ダブリンに住んでいて、フェリーとバスを乗り継いでロンドンに着いた。美術館を飢(かつ)えた子供のように廻っては絵を貪るように見、興奮状態のまま又ダブリンに戻ったのを覚えている。それからの長い付き合いになる、ロンドンとは。自分の変化とこの巨大な街の変遷には何の関係も接点もない、でも自分の思い出は多少の羞恥を引き摺ってはこの街のいろんな場所にそっと置かれてある。まことに勝手な独り善がりの思い出が。
ピカデリーから地下鉄に乗る。気温が高いので車両間のドアが全部開け放たれており、イタリア人の女性が多いのもあってか、車内を流れる強い風に香水の匂いが強くする。疲れた自分の体にその香りが心地よい。何をしにここロンドンにいるのかよく分からないような気持ちに捕まれながら手に持つEvening Standard(地下鉄で配られる夕刊)を読むともなく、眺めていた。
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今年2回目のトークショーのお知らせです。前回と同じテーマですが、沖縄、アイルランド、能登の三つの場所を拠り所にしてポエジーという曖昧模糊としたものに近付いて行きたいと思います。前回来られてなくても全く差し支えはありませんので、是非お越し下さい。沖縄やアイルランドにご興味がある方は是非ともご出席下さい。この三つの場所、なんか似てるんですよ。大変大雑把でいい加減な比較ですが、沖縄、アイルランド、能登の対照物として、日本(本土)、イギリス、金沢が僕の中にはありましてその辺りに照らし合わせた話しも出て来ると思います。でも、やっぱり話したいのは「ポエジー」です。イギリスから帰国してからの疲労と時差ボケもほぼ抜けましたので、少しずつ予習を再開したところです。それと8月24日(月)には岐阜市のSTENPORT(ステンポルト)さんでもトークショーを致します。トークショーの準備もしないといけませんが、冊子「そらあるき」も出さないといけないし、アンティークも売って借金返さないといけない。忙しいです。トークショーの予約の方は香林坊窟の方にお願いいたします。自分の中でアンティークの商いと言葉と格闘することがどう繋がっているのか良く分かりませんが、両方に情熱を注いでいきたいと思いますこれからも。